新しい舌側矯正装置 STBブラケット

 2004年の6月に、スペインのバルセロナにて、ヨーロッパ舌側矯正学会が催されました。その時大きなセンセーショナルをよんだのが、ここでご紹介するSTBブラケットです。名前の由来は開発者の頭文字から、スクーツォのS、竹元のT ブラケットのB をとり名付けられました。ここで、STBが従来の舌側矯正装置と、どこが違うのかご説明します。
  1. ブラケットのサイズの小型化による異物感の解消。
      従来のブラケットと較べて、大きさ、厚みともに半分以下になっておりますので、口の中の空間が狭くならず、舌への異物感、違和感が減少するメリットがあります。

  2. 発音障害の解消
     また、舌側矯正で最も問題とされていたのが発音障害という問題です。舌側矯正中には、舌を歯の裏側につけて発音するサ行、ラ行、ダ行の言葉の発音が不明瞭となることが、しばしば見受けられました。STBでは、この発音障害がほとんどなくなるという大きな改善点があります。発表会の場で、フランス人アナウンサーが、STBを装着して、流暢に会話をされていたのが思い出されます。
  3. 歯の移動スピードが早い
     装置が小型化されたことにより、ブラケットとブラケットとの間の間隔が広まり、ワイヤーの弾力性がより生かされる設計となっております。また、ワイヤーとの、摩擦抵抗が減少される設計もなされ、弱く細いワイヤーによりより、小さな力で、早く歯の移動をおこします。
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